学生時代の国民年金は納めた方が良い?
4月から大学などを卒業されて、新社会人になった方が多くいると思います。
国内に住所を有する20歳以上の方は国民年金への加入義務がありますが、学生時代は学生納付特例という保険料の納付を猶予する制度があり、国民年金の保険料を納めていなかった方も多いかと思います。
この納付が猶予されていた期間の国民年金の保険料を後から納めることができるのが追納制度で、追納制度を利用することで将来の国民年金の受け取れる金額を増やすことができます。
追納制度は10年前の免除期間までの保険料を納めることができますが、3年度以降に納めると加算額が発生します。例えば、現在(令和6年)ですと令和4年度の保険料には加算額がありませんが、令和3年度より前の保険料には加算額が上乗せされています。
加算額は大きくありませんが、この点を考慮すると追納制度を利用する場合は早めに利用するのがお得と言えます。
追納した場合の国民年金の増額と、社会保険料控除について次回見ていきたいと思います。