労働争議について
昨日、西武池袋本店でストライキが行われ注目を集めましたが、労働争議そのものは減少傾向にあります。
令和4年の労働争議は270件、総参加人員は53519人となっています。前年に比べ件数は9.1%、総参加人員は11.4%の減少で過去2番目に低くなっています。
労働争議の数が最大だったのは昭和49年(1974年)の10462件ですが、10年後の昭和59年(1984年)には4480件、さらに10年後の平成6年(1994)は1136件と急激に減少しているのが分かります。
昨年の主な要求事項は賃金が139件(全体の51.5%)で最も多く、組合保障及び労働協約に関する事項が103件(38.1%)、経営・雇用・人事に関する事項の98件(36.3%)となっており、全体の約75%が解決又は解決扱いになっています。